ヒストリー|野田の塗装工事はブルーバンデットへ

「塗装業界へ迷子できてしまう」　自分が何者かを探していたあのころ、ふとしたきっかけで縁もゆかりもない塗装業界に間違えてきてしまった？のではと思える恥ずかしいデビュー戦で塗装業界の壁に1日でぶち当たりました。

シンナーの匂いに頭がくらくらし、初めて現場見学にいった際に情けないことに気分が悪くなり足場板に横たわる１ランドKO負け

それが僕の最初のデビュー戦

今から25年以上前、僕は当時　某老舗のオフィス商社の営業マンでした。

運命のいたずら？か、この会社で平日はオフィス商社の営業の仕事を。

そして、今はなき父「ブロック職人⇒整体師の先生　自院開院　いつの間にか整体師になっていた整体院の隣が塗装会社、これが縁でした。

うちはドラマにでてくるような壮絶な家族関係で僕が幼少の時に家族が崩壊し、母は7歳の時にあったのが最後、家族も散らばり（生き別れ）顔もわすれてしまった、家族とは何ぞや？またそれも運命の定めでしょう！

父とあったのも久しぶり

いわゆるどこにでもあるよう幸せな家族ではなかったため、、、、、

週末だけ塗装会社の営業をすることになり、それが現在の僕へと繋がっていたとは夢にも思いませんでした。

その当時の僕は、現在を生きていくのにとにかく必死でした。

といってもスーツが似合わない自分曰く、初めて面接にいった社長がまた面白そうな人でした。そして、横目でちらみした事務さんが優しそうだし悪くないのでは？笑

と、それから数年、僕の尊敬する部長　中学の先輩の彼女⁼事務さん：それから更に数年：先輩から結婚したと報告を「ガーン」「嘘ーでしょ？」いわゆる「恋愛感情」とかでなく、その子のお友達といいましょうか？先輩が気を利かして出会いのない僕へ新しい出会いを提供？とか夢見ていました笑

実際は、何も。

ま、そこには、とにかくくせのある人達が集まるユニークな会社で、たまたま母校の中学の先輩が上司であることが幸いし、愛情ある指導の下、それなりに楽しくは過ごせていました。しかし当時からなんか漠然とこのまま小声：「安月給」のまま不安な未来を描き何とかしないと、何とか、もっと情熱をもって取り組み出世？していかなきゃ　しかし、コピー機が売れない（笑）、興味が持てない、情熱の炎が点火しない、半信半疑の中、上から言われたことをやる仕事では思うような成果があがらない、そして営業？セールスマンでいる自分が？

自問自答する日々を過ごす中、漠然と月日だけが経っていき、

僕の上司は、部長職であり、業界は長い、人望もあり、コピー機をよく売る人でした。

そして、部下を庇い、フォローする、僕にとって目指すべき理想の上司でした。

しかも、ユーモアセンスありの人間的魅力に溢れる人物でした。

その先輩は今でも、連絡しています。

当時の僕らは「部長からの集合」の合図がくると、昼にぞろぞろと各地へ朝営業にいってた先輩たちや取引先の営業マンなども加わり、みんな大好きなイタリアンレストラン

「サイ〇〇ア」様。僕ら薄給のサラリーマンの憩いの場

給料日前は、いつもピンチを救っていただいてました。

当然、今もなおお世話になっております。

「イタリアン好き？」

「うん」

パンナコッタにミートドリア、ハンバーグなどなど

ドリンクバーで何時間粘るんだ？店長様、ごめんなさい

自分探しの旅、これが20代前半の僕でした。

小学校の途中に九州宮崎県のとある田舎（牛・豚・鶏・農家）の兼業農家が僕の実家。

異常気象、台風、鳥インフル、口蹄疫、その他もろもろ狙いすまされたように

我が家に世の中の不条理は、その後も襲い掛かり、その先の運命を変えることに

なることは、まだ、その時は気が付いていませんでした。

千葉県に生まれ宮崎県と千葉県の幼稚園をいくつかわったのだろう？

小学校も記憶の片隅にあるだけでも 宮崎、千葉と4～5校。

いったい薄れゆく記憶の中で僕が自信をもっていえるのは とにかくいたずら大好き。

わんぱくで勉強は苦手だけど遊ぶのは大好き。

田舎は野イチゴや烏瓜など、とって食べ、 クワガタやカブトムシを取るのに木にライダーキック一閃。

たまに蜂の逆襲にあり、さされて病院送りにされたり、 台風後の川に流れが早い川に 飛び込み、

危うく死にそうになったり 小学校の昼休みにdorokeiをやったら道に迷って迷子。

午後の授業に間にあわず先生におしかり 「名作：スタンドバイミー」に影響された僕らは 勇気をだして スタンドバイミーごっこ。 来る電車に対しぎりぎりまで逃げないでいた人の勝ち。

後で、電車を止めたら大変なことになっていたのをしり泣き出したり。

缶蹴りにて名誉の負傷5回、頭をぶつけて怪我して救急車に何回のったか数え切れません。

昔から何も変わっていない。

まるで少年のまま大人になってしまった典型だねと いわれたりもするけど、

それは褒め言葉として受け止めてます。

すみません 今だから白状します 「すいか泥棒」でこっぴどく農家の方にご迷惑をおかけしてしまったこと

深くお詫び申し上げます。

どうしてもそのすいかでカブトムシをおびき寄せるのに、、 涙 小学校の時から漠然と将来、僕は何になるんだろう？

「パイロット？自分はそんな不器用だからそんな高度な操縦技術が必要なパイロット になれるのだろうか？

いや、違う 自分探しは続く。

多種多様な塗装のカタログって、何度見ても何百回、何千回みたのだろうか？

漠然と暇さえあれば、見てました。

専門用語もぜんぜんわからんし、眠くなるし、後で見よう

僕にとってのコピー機のカタログと同等でした。

中学、高校は勉強しにいっていたのではなく体育と部活をしにいっていた僕にとって

教科書や参考書、カタログなどは読むと眠くなる「睡眠促進材」みたいなものでした。

やはり僕はこうでした

週間少年マガジン≧週間少年ジャンプ≧某塗料カタログ

塗装工事の営業？難しすぎてわからないし、何をしゃべっていいのかわからない

カタログとのにらめっこが数年続いたとあるある日、突然、見る世界が変わる瞬間が

ありました

僕みたいな不器用な奴はなんか難しいことを考えるより、一生懸命何かを伝えたいた

先にお客様が僕を通じて何を感じてもらえるか？ではないのか

実は、塗装営業というのは、オフィス商社のとある商材に手法が似通っていました。

単価は全然違うのですが、当時、「アス〇ル」といういわゆるカタログにオフィスに

必要なすべてのものが注文したら、すぐくるというもので、ボスからこれをとにかく勧めてくるんだという命令がくだされ、コピー機みたいな高額商品が売れない？売る気になれない僕、セールスという行為自体が苦手なのだと悟り、「このカタログをおいてもらい置き薬の延長であるようなものなら熱意だけで運が良ければ情けでもおいてもらえるかもというようなノリで、はじめたのですが思いのほか、めげない、くじけない、一生懸命

これは夏・冬・小雨などでもハンドボールの練習に仲間と懸命に向き合ってきた中学・高校の経験が精神力を鍛えてくれていて、このカタログ置きに関しては確か社内でもトップの成績を収めて初めての成功体験に当時の尊敬する上司も喜んでくれました。

毎日のように複数の塗料メーカーの様々なカタログの閲覧がはじまり当時、あんなに嫌だったものが内容は相変わらずわからない、専門用語が多く読むのも疲れるものでしたが、日々の刷り込み効果のかいもあり、それからいわゆる塗装工事を考えているお客様に対してのアポイントを取る仕事が僕の仕事でした。

今思うと、なんか一生懸命はなしていたけど、お客様には全然伝わらない、うまい言葉で伝えられない

のに何で僕なんかの話を聞いてくださったのか？とか考えるように

結果的に、今の塗装の仕事のご縁を授かった世話になった会社でしたが、最後、変な濡れ衣を着せられたり、ひどい扱いもされましたが、今に見ていろと世間に自分を認めてもらえるように頑張ればよいと

その後の独立、立ち上げの原動力に「反骨精神」が料理のうまい女社長さんで女でひとつで息子たちをささえながら僕のことも自分の息子のように接してくれ、不器用な人でしたが愛情をもって接してくれ、よくねぎらいの言葉をかけてもらいながら、ご飯につれていってもらいました。

今でもそこに関しては深く感謝しております。

いつか、また御礼にでも言いに行こうか迷っていますが、まあそこは相当の苦労を積み、千葉の某エリアで頭角を現し、僕もかなり協力はして販路拡大をし、今の一つの町にて数百件以上の顧客様をもつまでに施工実績を積むことができました。

そして、全くのずぶの素人の僕はいつのまにか営業から現場で行われている施工のことが気になり、自分なりに調べて検証し、良質な塗装工事ってなんだろ？と考えるようになりました。

言い忘れましたが、塗装営業はかなり過酷な仕事です。

まず、扱いはひどいです

インターホンでピンポン、「こんにちは！えっと～」　

お客様「けっこーです」「必要ありません」「考えてない」「二度とくるな」ものを投げられたりもあり、犬に嚙まれたり

僕は漠然と、そもそも塗装工事って、訪問して、売るものなのか？売っていいものか？

と、自分っていったい？と

気が付いたら数年が経ち、努力に対して結果も伴ってくると自分の目指したいものとのギャップを感じるようになりました。

現場にいくと、塗装職人さんはあだ名で僕のことを呼んでくれて、世間話にもはながさき

もちろん塗装の情報をゲットするのに、職人さんが好きな飲み物を聞き出し

「いつものこれ買ってきました」

そして、その対価で僕が知りたい塗装の現場でのことを聞き出す

その繰り返し

僕はオフォス商社の仕事もやめ塗装の仕事を一本化し、その専門性を高めるため日夜、知識向上、現場知識、目利きを鍛えてました。

そして、最短で施工管理技士を取得しました。

自分で営業をし、自分で現場調査をし、劣化状況や、塗装の経年もずっと研究して

なんでそうなるのか？等、ずっと街並みをとにかく歩き回りいろんな経年を見て

塗装時期の住宅街に熱意をもって営業にいき、一軒目の工事をいただいり、それからのクチコミ戦略をどうするかとかを日々、営業の中で考え、実践を繰り返し、施工管理の面でも吸収に努めました。

とある理由で僕はその世話になった会社を追い出され？やめたころ、父がガンで亡くなりました。

僕の父は、ブロック職人から何故か再会したら、「先生？」整体師に変貌をとげていました。

ブロック職人と整体師、どこに接点があるかわかりませんが

彼ものちに自分の天職と思えるものに出会い、努力のち才能を開花させ自身で整体院を経営して、クチコミでお客様がリピートや新規のお客様から認めてもらえるまでの腕を持ち合わせるようになっていました

そして、彼は残りの余生を、故郷「宮崎」の星のきれいなド田舎で「整体院」を開き

故郷に錦を飾り、残りの人生を畑をやりながら謳歌する夢を志しの半ば他界しました。

好き勝手に生きてきた彼のことは、いまだによくわかりませんが、壮絶な人生だったのだろうと。

その意思は僕が少なからず継がなくてはとは心のどこかで思っています。

独立前に、最低限の経験を積んだ方がよかろうと地元では某有名企業に内定をもらい職務につきましたが、やはり僕は考え方がサラリーマン、組織にはそぐわないと仲間からの多数の言葉のとおり、組織を辞め、自分が目指すものを成しえるため、独立することに

家族とは縁がない僕にとって外壁塗装工事は唯一、ご家族様と向き合うことで自分に足りてない感情の回復のリハビリと、ご家族様とコミュニケーションをとることで失われた時間が戻っていくような感でさえありました。