塗装業界へのつぶやき

2023-11-29

屋根のスレートのアスベストについて

アスベストは、かつて建築材料や断熱材など多くの用途で使用されていた鉱物繊維で、

その特性から建築業界で広く利用されました。

しかし、アスベストは健康に悪影響を及ぼすことが判明し、その使用が制限されるようになりました。

住宅で多く用いられるスレート屋根について


アスベストとスレート屋根


アスベスト含有スレート: 一部のスレート屋根材には、アスベスト繊維を含んだものが存在しました。

アスベストは耐久性があり、防水性に優れていたため、スレート屋根の製造に使用されました。


健康リスク: アスベストは微細な繊維を放出し、吸引することで呼吸器系に健康リスクをもたらす可能性があります。

特に、アスベストを長期間吸入した場合、肺疾患やがんのリスクが増加します。

そのため、アスベストの使用は規制され、取り扱いには注意が必要です。


処理と注意: アスベスト含有スレートを取り扱う場合、特別な注意が必要です。


アスベストが含まれている場合、スレートが崩れたり破損したりすると、微細なアスベスト繊維が空中に放散する可能性があるため、

専門的なアスベスト処理業者に依頼することが重要です。


アスベスト除去: アスベスト含有スレートを取り扱う場合、アスベストの安全な除去が必要です。

専門の業者によるアスベスト除去作業は、適切な保護措置を講じながら行われます。


代替材料: 現代の建築においては、アスベストに代わる安全なスレート屋根材が利用可能です。

これらの代替材料は耐久性に問題がありますが、安全性が高いため、新たな屋根を取り付ける際に選択肢として検討できます。


アスベスト含有スレートの取り扱いには非常に慎重さが必要であり、特にアスベストが崩れたり破損したりすることを避けるために、

プロのアスベスト除去業者に相談することが重要です。

健康へのリスクを最小限に抑えるため、アスベストに関連する法律や規制に従うことも大切です。




※昨今のアスベストが含まれない屋根の耐久性は、アスベストが含まれていた屋根材に比べ

 脆さがあり、割れやすいため、塗れない屋根として有名な屋根材を代表して名を連ねております。

 その結果、塗装できないものとして屋根カバー工法が爆発的に増加した背景があります。



 


アスベスト 石綿 1